よくある質問

    高輪歯科のオーラルスリープ™で行っている「睡眠と口腔内の健康」に関する検査や治療について、患者さまからよくいただくご質問をまとめました。

     

    検査・診断に関するご質問

    Qなぜ歯科医院で睡眠の検査をするのですか?
    A睡眠時無呼吸症候群やいびきの原因の多くは、顎の骨格、歯並び、そして舌や喉の構造といった口腔内の形態に関係しています。
    顎関節や噛み合わせの専門家である歯科医師は、これらの構造的な問題を見つけ出し、最も適した治療(マウスピースなど)を提供できるため、睡眠歯科医療において重要な役割を担っています。
    Qどのような検査を受けることができますか?
    A主に以下の3種類の検査をご用意しています。

    睡眠呼吸評価(ウォッチパットなど): ご自宅で装着し、無呼吸の有無と重症度を測る簡易検査です。
    睡眠脳波計測(InSomnograf): ご自宅で脳波を計測し、睡眠の「質」と「深さ」を客観的に評価する高精度な検査です。
    睡眠筋電計: ご自宅で歯ぎしりや食いしばりの強さ、回数を測り、顎や歯への負担を評価する検査です。
    Q検査のために病院に泊まる必要はありますか?
    Aいいえ、当院で導入している検査機器はすべてウェアラブル(装着可能)な小型装置です。
    ご自宅に持ち帰っていただき、普段通りにお休みいただきながら計測できるため、入院の必要はありません。
    Q検査は痛いですか?
    Aいいえ、痛みは伴いません。センサーを肌に貼る、または指に装着するだけです。
    ごくまれに電極を貼る皮膚にかゆみを感じる方がいらっしゃいますが、基本的には非侵襲的で安全な検査です。
    Qどの検査を受けたら良いかわかりません。
    Aまずは院長または専門スタッフにご相談ください。
    「いびきが気になる」「日中の眠気が強い」「歯ぎしりがある」など、お悩みに合わせて最適な検査を提案します。
    複数の検査を組み合わせて行う「オーラルスリープドック™」もございます。

     

    マウスピース療法(スリープスプリント)に関するご質問

    Qマウスピース療法はどのような症状に有効ですか?
    Aマウスピース療法は、主に以下の症状に有効です。

    いびきの防止。
    軽症から中等症の閉塞性睡眠時無呼吸症候群(OSA)の治療。
    CPAP療法が続けられない重症OSAの方の代替療法。
    Qマウスピースは誰でも作れますか?
    Aいいえ、口腔内の状態によっては作製できない、または調整が必要な場合があります。

    顎関節症の症状が顕著な方。
    歯周病や虫歯が進行している方(治療を優先します)。
    装置を維持するための十分な数の歯がない方。


    検査と診察により、安全に装着できるかを総合的に判断します。
    Qマウスピースで歯並びが変わることはありますか?
    A長期間の使用により、わずかに歯並びや噛み合わせに変化が生じる可能性はあります。
    そのため、当院では定期的なチェックと調整を必須としており、早期に変化を発見し、対応できるよう努めています。
    Qマウスピースを装着すると痛いですか?
    A装着開始時や、下顎の位置を調整した直後に、顎関節や歯、歯肉に軽い痛みや圧迫感を感じることがあります。
    これは一時的なものですが、痛みが持続する場合はすぐに調整を行いますのでご安心ください。
    Qマウスピース療法とCPAP療法のどちらを選べば良いですか?
    A重症度によって選択肢が変わります。

    軽症〜中等症: マウスピース療法が第一選択肢となることが多いです。
    中等症後半〜重症: CPAP療法が標準治療です。

    ただし、CPAPが継続できない方や旅行・出張が多い方の代替療法・併用療法としてマウスピース療法は非常に有効です。

     

    CPAP療法・連携に関するご質問

    Q高輪歯科でCPAP療法は受けられますか?
    Aいいえ、CPAP療法は医科の専門機関で導入し、管理することが定められています。
    当院は、CPAP治療の実績が豊富な睡眠専門の医療機関と連携しています。当院での診断結果に基づき、スムーズにご紹介いたします。
    Q連携先の専門機関を紹介してもらうメリットは何ですか?
    A当院で無呼吸の重症度を把握し、口腔内の構造的な情報を連携先に提供することで、診断から治療開始までの時間を短縮できます。また、CPAP治療中も、マウスピースへの切り替えの検討など、歯科的な観点からサポートが可能です。
    Qもし、CPAP療法が合わなかった場合、どうすればいいですか?
    A何かしらの理由でCPAPが継続困難な場合、すぐに中止せず連携医とご相談ください。
    その上で、当院にてマウスピース療法が有効かどうかを再検討し、代替療法として導入することを提案できます。

     

    費用・保険に関するご質問

    Q睡眠歯科の検査や治療は保険適用ですか?
    A治療内容によって異なります。

    マウスピース療法(OSA治療目的)
    医科での確定診断(PSG検査)があり、保険医科からの紹介状があれば、保険適用となるものもありますが、作製する装置の種類によっては、自由診療(保険適用外)となります。
    検査(睡眠呼吸評価、筋電計、脳波計測)
    ドックで提供する睡眠検査は、自由診療(保険適用外)となります。
    ただし、単独で実施する検査のうち、筋電計は保険適⽤になる場合があります。
    歯ぎしり治療用のマウスピース(ナイトガード)
    保険適用となる場合があります。
    Q自由診療となる場合、費用はどれくらいかかりますか?
    A検査の種類や、マウスピースのタイプ(分離型/一体型、材質)によって費用は異なります。
    初診時またはカウンセリング時に、費用総額の概算を明確にお伝えしますので、ご安心ください。
    Qクレジットカードは使えますか?
    Aはい、各種クレジットカードをご利用いただけます。

     

    歯ぎしり・食いしばりに関するご質問

    Q歯ぎしりはマウスピースで治りますか?
    A歯ぎしりや食いしばり(ブラキシズム)の根本的な原因(ストレスなど)を取り除くわけではありませんが、夜間にナイトガード(マウスピース)を装着することで、歯や顎にかかる過度な力を緩和し、歯のすり減りや顎関節の痛みを防ぐことができます。
    Q歯ぎしりはなぜ起こるのですか?/dt>
    A原因は複合的ですが、主に精神的なストレス、噛み合わせの不調和、そして睡眠の質が関係していると考えられています。睡眠筋電計により、ご自身のブラキシズムの強さやパターンを客観的に把握することが、対策の第一歩です。
    Q歯ぎしり以外に歯や顎への影響はありますか?
    A歯ぎしりや食いしばりは、起床時の顎の痛みや疲労感、頭痛、歯のひび割れ、詰め物・かぶせ物の破損、そして歯周病の悪化など、多岐にわたる問題を引き起こします。

     

    その他

    Q相談だけでも予約は必要ですか?
    Aはい、患者さま一人ひとりに十分な診療時間を確保するため、完全予約制とさせていただいております。
    まずはお電話またはウェブサイトの予約フォームからご予約をお願いいたします。
    Q検査結果はどのくらいでわかりますか?
    A検査装置をご返却いただいてから、データ解析に数日〜1週間程度お時間をいただきます。
    結果が出次第、改めてご来院いただき、院長から詳細なレポートに基づいた結果説明を行います。

     

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